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未来予想図 (イギリス車編・ローバー)
なんとなく今は無きメーカーを最初に語るのはどうかと思ったけれど
今までの功績を考えると、イギリスの唯一の総合メーカーだったので
選びました。また、もうひとつの理由としても。

この書き込みのほんの数日前に、中国の企業が買収するということで
落着したみたいですが、大英帝国の人は複雑なんじゃないかな~と
おもっています。
今の経済はボーダーレス化が当たり前みたいだけれど、
発祥に近い歴史を営んできた国が、途上国の手に渡るというのは
どういう気持ちがするのでしょうね。
日本のメーカーも日産・三菱・マツダ・・・部分的に吸収されていますが
「もろとも」というイメージとは程遠かったから、一緒には考えられない
ですものね。ん~複雑だ。

もともとローバーの凋落は、10年近く前から始まっていて、
「どこが拾うのか」という状況にありました。
一時はホンダかとも噂されましたが、結局はBMWが何とかするという
ことで落ち着いたように見えました。
が、二年も経たないうちに頓挫。かつての名門がブランドごとに
解体されることになってしまいました。
ローバーの象徴だった「ミニ」はそのままBMWブランドに。
レンジ・ランドローバーはフォード系に・・・
MG系のものは投資ファイナンス系にとバラバラにされてしまいました。
簡単に書いたけれど、これは「凄いこと」ですよね。
モラル的にやっていいのかとも思いましたが、「生きてこそ」を選ぶ上で
仕方ない選択だったのだと思います。

残されたローバーは案の定、すかすかの企業体となってしまいました。
それでも数十万台は売ってたみたいだから凄いとおもったけれど(^^;
政府も、見切って融資をしなかったので、結果、売却となってしまった
みたいです。

で、無くなった企業をなんでテーマにしたかというと、中国が買ったという
点に注目したかったからです。

爆発するか、破綻するかといわれている中国経済ですが、
モーター市場にはメーカーとしてまだ参戦していません。
(※実際メーカー存在し、安価な車を売っていますが)

今のこの業界のスピードからすると、初期の開発から追いつくのは
事実上不可能です。

じゃあどうするか。もうM&Aしか方法は残っていませんよね。
ホリエモンじゃないけれど、基本的なインフラと能力があれば、
そこに資本を投下し、磨けば良いわけです。

僕が怖いな~とおもっているのは、この点です。
アメリカ・日本・EUを含めた人口と匹敵する国、中国がメーカーをもった
わけです。もちろん、皆さんの知っている通り「社会主義」の国です。

当面、雇用の関係上イギリスから動かさない契約をしたみたいですが、
やろうと思えばなんだってできちゃう国に売ったわけです。
チャイナリスク・・・・考えるだけでおっかないですね。

今、中国で自家用車を持っている人口はほんの僅かと聞きます。
人口と比べれば数%でしょうか。
でも、このまま行けば、いずれ爆発します。白物家電じゃないけれど
日本だってそういう道のりできたわけだから・・・。

心配なのは貿易の損得ではなくて、「環境」です。
申し訳ないけれど、あの方々に一般の国たちが持つ「モラル」が存在する
とは思いません。今のところですが。

南アジアをプライベートでよく旅行しますが、それらの観点があると
感じたことは一度も無いです。

すご~く大きな問題なので、極論は出せませんが、アメリカは京都議定書
を批准しませんでした。もちろん中国もです。

トヨタは世界で一番まじめにこのことを考えていると思いますが、
ドイツ車やアメリカ車もまじめに考えないと、とんでもないことが
起こりそうで、ネクサスのおじさんはとても心配です。

バランスが崩れると戦争が起きます。
昔は胡椒や塩を巡ってしたわけだから。

今から、何か対策しないと、絶対にまずいですよね。
手遅れになる前に・・・。

ローバーの売却が、その起点にならないことを祈っています。

今日はシラフだ。ん。
by nexus-blog | 2005-07-27 00:25 | Cars
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