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ジギルとハイド Ⅱ
キンコンカンコ~ン♪

Ⅱ限目。

だいぶ席を立たれた方が多いですね。
半分くらい!?でしょうか。 もっと大きく括ると8割くらい!?
正直、ちょっとほっとします(笑) なぜか・・・

今日のテーマは「輸入中古車は壊れるのか」。
輸入車の世界で一番多く質問される代表例です(笑)

答えはYESです。
もっと細分化して答えられるのならば、いくらでも例は挙げられると
思いますが、あえてYESとしました。欠席も棄権もなしです(笑)
売りたいからNOというのもなしです(^^; はははっ

ひと口に輸入中古車といっても大きく分けて4つに分けられるでしょうか。

1、コテコテのビンテージ物
2、90~95年前後の物
3、3~5・6年落ちの物
4、新車保証が付いている物

1と4は、それぞれ特徴だっているので特に解説する必要もないでしょうが
一応ちょっとだけ解説。

1は壊れて当たり前です。30年前前後の物がカローラみたいには走って
くれっこないです。ただ、メカニズム的には単純なので、下手に近代的な物
よりは安く維持できる可能性もあります。が、それはあくまでも希望です。
僕も10年近くナローというポルシェを持っていますが、全然乗っていないにも
関わらず、それなりに維持費が掛かっています。
このあたりの楽しみは乗ることもそうだけれど、持っていることが何よりもの
癒しになります。プラスとマイナスがどっちだ・・という人には向かないかも。
最低限の知識と度胸(笑)は必要とする遊び道具です。

4については、基本的にメーカーが全部お世話をしてくれます。
数年間のお味噌期間を経て、輸入車を実体験するわけなので、色々な面から
お得というほかないカテゴリーでしょうか。初心者・熟練者問わず、最近とみに
人気が出てきています。新車ってたかいっすからね・・・
乗り方次第ですが、次へのリセールも見込め、一石三鳥ですね。
安く買う・故障の心配が殆どない・また売れる。

さて、核心へ(笑)

まず2。
輸入車が開花した黄金の時代ともいわれていますね。
結構エロい車たちがそろっている年代でもあります。
この短編エッセイのタイトル「ジギルとハイド」(なんのこっちゃ)とも
密接に関係しております。

巷の雑誌では「本物の最後の逸品」とよく煽っておりますが、ある面そうかも
しれませんが、反面、一番きつい爆弾をもっているのも事実。
元々、我ら「庶民相手」に作られた代物ではありませんから、維持費は
しっかり掛かります。時に主要個所が壊れれば、見たこともない請求額が
くるのもこの年代の車達の特徴です(笑)

はずれのない車はないか・・・ 皆様一生懸命探されているかもしれませんが
たとえあったとしても、それ自体がラッキーなのであって、基本的に将来まで
考えればその宿命からは逃れられないと思っていた方がベターです。

それまでの快感が一気に重荷に変貌する。
これは一度懲りないとわからない痛みですが、結構きついものです(^^;
ある日突然・・・ですから。

この二面性に耐えられる自信がある方以外は、本来近寄らない方がよい
といえると僕は思います。

決して価格に惑わされないこと。
100万だろうが500万だろうが、関係ないです。
保証なんてものもないです。一番付けずらい年代なわけですし。
特に初心者には絶対無理。乗り越えられたら、尊敬します(笑)


では3について。
もっとも中古車として流通しているのがこの年代でしょう。
選ぶ時に精査すれば、それなりの結果がでるカテゴリーでもあります。

昔(新車保証のない頃)の年落ちと違って、2000年以降はどのメーカも
新車で3年保証を付けるようになりました。
選ぶときにはこの保証も切れているわけですが、昔と違い、この差はかなり
大きく中古車の品質を左右するようになりましたね。

まず、その車の将来を決める初期時にちゃんとディーラーでの整備を
受けているというのがかなり大きい。
簡単に言うと駄目だしをしているわけで、そこから出てきた中古車は
良い出物がたくさんあります。
必然として、この年代の車達が流通量として一番多くなるわけです。

ですが、全くリスクがないのかといえば、このカテゴリーでもNOです。
ある程度、時にはおよよっというレベルのトラブルも出る可能性があります。
ここでも二面性はあるのです。

Ⅲ限目でこの辺を突いていきたいと思いますが、
気持ちの悪くなった方はどうぞご退席ください(^^;
外にバケツ置いてありますので(笑)


To be continued
by nexus-blog | 2005-10-18 00:32 | Cars
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