今日で一応、最終回。
何の結論も出ないⅤ限もの講義はなんだったのだろう(^^;
飲み屋はだから困りますね(笑)
最後はなんとなくまとめる(笑)
好きな人は乗ればいいし、壊れるのが嫌だったら乗らなければいいじゃない。
じゃまた今度ってことで! ってシャンシャンと・・・(笑)
まぁいいか(^^; ここもそういう場だし(笑)
ってことで最終回のテーマは「踏み絵」
なるべく噛み砕いて話をしようと思ったけれど、やっぱり難しいですね・・・
想いつきの羅列で話しているわけだから、そりゃそーだとなるのだけれど(笑)
文章を書く奴の風上にもおけない奴です。はい。
いままでの流れでまとめると(何をだ)適している方とそうじゃない方は
なんとなくご理解頂けたかな・・・なんて思ったりして。
不思議なんだけど、わが国ではバブルがはじけて暫らくしてから
外車ブームが本格化したと感じます。
じわっとだけど、確実に増えた。
何故か。答えは単純。別にお金持ちが増えたのではなく、
価値観が多様化しただけの結果だと思います。
画一的な国産車にも飽きたし、そろそろ車でも自己表現したほうが
いいんじゃないかと・・・。
ブームの中、90年代半ばにあるメーカーのディーラーマンと話しました。
「お客さんの層が変わった」と。いい意味でも悪い意味でも変わったと。
良い意味では、価値観が認められ始めたという期待感。
悪い意味では、輸入車が壊れるなんて微塵も思っていない方が激増した
ということ。
分かるな~ その気持ち(笑)って同感しました。
ただ単に値段が高いから良いという人がわっさわっさと新車のショールーム
にやって来る図。
僕だったら気絶してたでしょう(^^;
こんなことも言ってました。
「外車は少数だから価値があるのであって、低価格にして数を売る必要はない」
なるほど。昔から売ったり乗ったりしている人にはそう感じるかもしれない。
ここは同調せず、「世界的に見ればそうならざるをえないでしょう」と反論。
「そうなんだよね~」という答えだったような気がします。
それから10年。
各メーカーのミドルサイズは珍しくもなんともなくなりました。
古い外車に乗っているとかえって恥ずかしい。。。なんて想像もできない
時代になった。
資本主義は一度加速すると止まらない。
今のチャイナをみているとよくわかるけど・・・
お互いの距離が物凄く遠かった時代から、たった10年でここまで近づいた。
これは欲望の法則の結果なので、とても良いことだと思う。
でも、まだ優秀な国産車を持つわが国ではその距離は残っている。
この距離を縮めるのは今までとは違い、すご~く大変なことだと思う。
文化とか考え方の違いとかが絡むだろうし。
じゃどうするか。
もう「踏み絵」しかないだろうと思います。正直。
ここまで、リスクがなくなった輸入車を、まだ言うか・・・みたいに追いつめた
ところで、みっともないだけじゃないかと。
昔は一台買ったらもう一台買える位の維持費が掛かったのだから・・・
今、大体の輸入車は新車で3年の保証が付く。
これは本意ではなく、競争の結果なのだけれど、このお陰で極端に中古の
程度がよくなった。将来、もっと電子化が進んだら国産みたいに5年になる
のかもしれないけれど、今の決定的な違いみたいなものが、その頃残って
いるかどうか・・・
僕は暫らくはこの「踏み絵」状態でいいと思っている。
飛び込む人、躊躇う人がちょうど良い按配で分かれていると思うから。
まだ輸入車は「粋」なものでいいと思う。
遜って「野暮」になったら本末転倒である。
僕も、車が壊れると非常にむかつく(笑)
損をするとかではなく、やっぱりドキッとするし面倒くさいから(笑)
でも、気に入った車はそれ以上のものを自分へもたらしてくれる。
自分の思うようにならないから世の中が成り立っているのだ。
どこの行間に飛び込むか。
粋な人はそれを失敗しながら学ぶ。
自分を創造するのってとても疲れるけれど、素敵なことだと思います。
最後に、車屋としてのアドバイス。
予算のない人は、安いからという理由で低年式の輸入車には
飛び込まないことです。一見正論みたいですが、逆です。
ずぶずぶにこの世界を味わいたいのなら別ですけど(^^;
ということで、N's版ジギルとハイド「完」!!
補講は多分ないと思います。
あるとしてもしょーもないネタにします(^^;(笑)